美術めぐり38/渡辺克巳写真展@ワタリウム

どこかとおくへ


新宿で流しの写真屋として活動していた人
60年代から亡くなる前年の2005年までの 多くの人のポートレイトを一同に集めた写真展
過去にたくさんのものを背負って上京し 冷たい風を浴びながら生きてきた人々の生き様が1枚1枚からかいま見られた
久しぶりに10人に1人が東京在住になったという日本人 今やってくる人とこの頃の人と 思いは一緒なのだろうか
東京に夢は 場所はあったのだろうか
生まれたときから東京にいる私にとって ここは生き苦しい
でも今はここにいる理由や必要がある
それでもいつか… なぁんて淡い想いを抱きながら ときに海外へ飛び出してみたり電車に揺られてみたり


時代を経るうちに人々も変わっていく はずなんだけど 
写真に写る人は その服装も化粧も雰囲気も この30年間あまり変わっていない、というかめぐりめぐっているような感じがした
盛り髪とかアイラインとか ワンピースとか そりゃもちろん全く同じとはいわないけれどね


そういえば私が今より若いとき バルーンスカートなんてものが流行ったことがあった
そんなスカートらしきトップスらしき服を ここ数年再び見ることがある
これもめぐりめぐって…?