美術めぐり25/靉光展

靉光展


「眼のある風景」の印象が強く 先入観を持っていった私
大どんでん返し(古い?!)でした
短期間で実に多様な手法、材料を使用している どれも美しいしかわいい
“かわいい”という表現がぴったりの時期が本当にあるんだけど、それはやっぱり「眼の・・・」をイメージしていては想像もつかないでしょう
そうした作品があるからこそ あらためて「眼の・・・」が際だつのであり あの色を持つ作品と対比してみたくもなる
その多様さから 色々なことを想像してしまうけれど 同時に展示されている書簡の数々を読んでいくうちに またそんな想像も一蹴されてしまう


出征前に多くの作品が処分されたそうですが そんな中でも人生や才能の濃密さがうかがえる展示でした