23/だるまちゃんとてんぐちゃん
- 作者: 加古里子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1967/11/20
- メディア: 単行本
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なんてほのぼの〜な絵本なんでしょう
てんぐちゃんの持っているものがいちいち欲しくなってしまい
おうちに帰って色々出してもらうものの いまいちぴんとこないから自分でつくっちゃおう!
ってお話
しまいにてんぐちゃんの長いお鼻が欲しくなって
またおうちに帰ってお話したところ
おおきいだるまどんが「お鼻」と「お花」を勘違いしてしまう
このシーンが私は一番好き
「とんぼやちょうちょがとまるんだね?」
「うん。だけどぼくがみたときはとんぼのほうがとまったよ」
「あかいはなじゃなくっちゃだめかい?」
「てんぐちゃんのはあかだけど ぼくのはなにいろでもいいよ」
このやりとりがなんかとても好きなんです(*^_^*)
もうひとつ嬉しいのは 登場人物がみなとてもやさしいこと
お友達のてんぐちゃんも だるまちゃんのまねっこを見てひとつひとつとても丁寧に褒めてくれたり
だるまちゃんのおうちの人も みんなだるまちゃんのために笑顔で協力してくれたりと
すべてが優しい一冊
よく善悪を教えようと悪者をつくってみたり
「いや」とか「だめ」とかをしきりにいってみたりする本もあるのだけど
私はこんなお話が好きかな