美術めぐり45/見えていない輪郭展@21_21 DESIGN SIGHT

やどりぎ



ずっと行きたくてなかなか機会に恵まれなかったここ
ついに行くことができました☆


「±0」や無印良品のプロダクトデザインでも有名な深澤直人デザインのプロダクツと
それらを撮影した藤井保の写真が展示されている
見れば知ってるプロダクトもあれば 最新のものもあって どれも実にかっこいい
彼を知らなくても十分に楽しめる展示だと思います


深澤デザインは一見いかにもシンプル

奇抜にかっこよく 派手に目を引くデザインは話題になりやすく 目新しいと好まれることも多いかも知れない
これだけ物に溢れた世の中とあっちゃ なおのことか
そんな現代において シンプルであることの難しさと美しさを体現してくれているのが彼の作品
人間一人一人がそうであるように 物もそれ1つだけで存在できるものではない
周囲のものと混ざり合って全体を成すものであって 多数の中の1つとして存在する限りその他を無視することは出来ない というデザイン


以前に彼の講演を聴きに行ったことがあったけど
調和することの大切さや無意識にあるデザインについてやっぱり語っていたっけ
その内容はもちろんのこと 彼の話そのものが無駄がすっきり削げ落とされた 非常にわかりやすい講演だったことに感服したもんです


21_21 DESIGN SIGHTですが
外見もさることながら 実に不思議な空間でした 1回行っただけではその構造がしっかり頭に入りづらいくらい
細部にわたりデザインされていて なかなか興味深かったです
またいい企画展があったら 是非訪れたいものです