憧れの地へ!UKの旅-4日目:11/29

晴れたウェールズで

昨晩ばったりと意識を失い 気づいたら朝6時 まだ外は暗い
慌ててシャワーに入りさっぱりとして 朝食までコーヒーを飲んだりTVを見たりしてのんびり過ごす
ここは省エネ宿で 気づくとちょっと部屋がひんやりする こまめにつけたり消したりしてるんだろうな


しばらくして待ちに待った朝食の時間!
B&Bで楽しみにしていたのはなんといってもEnglish Breakfastよね!!
とはいえここはWales お隣さんだけどどうなのかしら?と思ったら どうやらWelsh Breakfastなるものがあるらしいじゃない!
事前に調べた私たちは ずうずうしくも予約時に「1日目はWalsh、2日目はEnglishでできますか?」とリクエストしていたのだった
Walesでとれた新鮮な食材でおいしい朝食を用意してくれる、とのことだったので楽しみにしていたら…
なんだかこんなのが出てきたのよーっ!!

特製チーズソースのかかったトースト(汗)
うーん 下調べによるとソーセージやパンなんかが特徴あるとかないとか、そんな感じだったんだけど…
随分とびっくりさせられたけど ご主人は生粋のWelshなのよね… 多分彼が幼い頃から食べてきた、定番の朝食なのかもしれないぞ、
そういうことで自らを納得させて完食
まずくはないけど…毎日食べるにはちょときついメインディッシュでした
自分で頼んでおいてごめんなさい(>_<)
他にはオレンジジュースやコーンフレーク、ヨーグルト、パンにコーヒー
トーストホルダーを見たのは初めてでかわいかった!

照明をおとした部屋にうっすらと聞こえるラジオ なんだかいい雰囲気で満足した♪


天気予報があたり 外出する頃には太陽が!!
予定通りSnowdon Mt.へ行くことができた!
2人にお見送りしてもらって いざ出発
山の麓の街なので ここを拠点に登山する人も多く 繁忙期はきっと賑わうのでしょう
それくらい便利なロケーション 歩いて10分もすれば登山口に着く


本当は山頂のすぐ手前まで鉄道が走っているのだけど 閑散期はそれもお休み 修理の人がいるだけ
私たちの他にここにこの時間に歩いているのはほんの一組のカップル(すごーい普段着)と山の管理会社みたいなところのスタッフらしき2人組だけ
さすがにもう登山する人はいないのかな〜 なんて思いながら坂を上りはじめた
まだ土を踏む前のアスファルトがここの登山で一番と言っていいほどきつい えらい息があがってもう休憩したい!!と思いながら振り向くと そこには絶景が待っていたのでした


日本では見られないような山の景色 石がごろごろしている 横では羊がのんびりと いたるところで草を食べている
光が射すその向こうにほんの一握りの家々と湖
うーん なんて雄大な景色!! 一気に元気になる


石の道を時々写真を撮ったりしながら歩いていると すごいスピードで歩いてきた男性1人
やっぱり山では声がけが基本よね♪ なんでも5日間滞在してやっと晴れたんだそうで 嬉しそうに語りこれまたカジュアルな服装で再び歩いていったポール似の男性 この先私たちは彼を「ポール」と名付けて背中を追うことにしたのでした


上へ行くごとに下山してくる人にちらほら会い始める
工事の人かと思うような蛍光色のジャケットにヘルメット姿の人に「上は風が強いから行くのは大変だよ」なんていわれたり「まだまだ後2時間はかかるよ」といわれたり なんだか先行き不安だな…と思ってたら やっと見えてきた山頂はやはり雲で覆われていた その上本当に風が徐々に強くなり 時間も正午近くなってきて 時間のない私たちにそろそろあきらめの色が…
山頂近くのポールの背中を見ながら もう少し あと少し と思いながら 山頂の一歩手前で終わり
はっはっはっ
十分満足したので後悔はないのです そこまでで絶景は十分に見られたしね 無理して行って何も見えないよりは それ以外にも観光したい場所があったので なんせWalesで遊べるのは今日だけなのだから


私たちが下山する頃にも登ってくる人が何人かいた(普段着率高〜)のだけど びっくりしたのは走って登ってる人や自転車で登ってる人がいたこと えええええええっっ!!!って驚いたけど こういう登山もあるのだとか
自転車の人には思わず写真を撮らせてもらった


一旦部屋に戻り バスの時間にあわせて再び外出
午後は近くのCaernarfonまで足を延ばしました
ここのお城はチャールズ皇太子戴冠式が行なわれた場所であり 侵略や戦いの歴史が深く刻まれた歴史的な場所
四方を海と街と緑に囲まれた 今は平和な夕刻の景色がなんとも美しくてぎりぎりまで堪能した


陽が落ちて 近くのパブへ入った
広いけどほとんど人がいなく 高校生のような若い店員とその友達がビリヤードをして遊んでるくらい
あとはいかにも常連風のおじいさんたちが数人
でも玉を突く以外にほとんど音のしない このまったりとした雰囲気がすっかり気に入った私たち
お尻に根が生えた

しばらくすると隣に座っていた歯のないおじいさんが話しかけてきた
向こうに座っているやはり常連のおじいさんのうわさ話なんかしちゃって 息つぎの度に見せるニターっとした笑顔がおもしろい
最初はどんなに酔っぱらってるのかと思ったけど しっかりした口調で話し出したリヴァプール出身のおじいさん 親の介護が終わってのんびりここで老後を過ごしているんだとか 
彼にとってもウェールズ語は容易ではないらいく 聞くことはできるけど話すことはいまだに難しいんだって
見た目よりずっとやさしいおじいさんと 楽しいひとときを過ごすことができた
時間がたち パブも賑わってきたころに私たちは帰ることに
帰り際 おじいさん仲間の1人が別れの挨拶に"Have a good Christmas"と言った
なんだかかっこいい! まだまだクリスマスは1か月も先なのに そんな言葉が自然に出てくるのに感動した


バスに乗ると ドライバーの人… この街へ到着したときから3回連続同じドライバーさんだった! さすがに今回ばかりは"Hello Again"と 彼も私たちを覚えてくれていたみたい
またしても嬉しくなった私たち おっとさんがさっき言われた"Have a good Christmas"をドライバーさんに言うぞ!とはりきった
緊張しながらその言葉を発したとき 笑顔のなかった彼の顔がほろっとほぐれた
そんな一瞬がとっても嬉しかった 


こんな小さい街にも有名なお店はあるみたいで
ここの唯一のfish & Chipsは賞をとっているようだった テリー伊藤みたいな店員さんはとてもしゃきしゃきしていて 丁寧に親切に対応してくれた
できあいではなく 冷蔵庫から取り出した新しい大きいFishを時間をかけてゆっくり揚げてくれた
おいしかった!!