映画を見た78/スーパーサイズ・ミー

スーパーサイズ・ミー [DVD]

米国で大きな問題になっている肥満　
その一因としてファーストフードとの関わりが取り上げられている昨今　マクドナルドのせいで太った、と訴訟を起こした若者もいるくらい　
そんな中　一ヶ月マックの商品だけを一日3食食べ続けたらどうなるかというのを　監督自ら実験台となって記録したドキュメンタリー
問題は食べるだけにあらず　周囲にある問題、すなわち教育と食生活、企業と食生活など　いろんな角度から検証（？）している

それはそれは恐ろしい映画だ
そこいらのホラー映画よりもずっとずっと恐ろしい
日に日に現れる恐ろしい変化はフィジカルな面だけにとどまらず　メンタルな部分も含め　人体全体をむしばんでいく
“チャイナフリー”なんて新語をつくるなら　この辺も考えてはいかが？なんて

ただ「じゃあ食べなければいいじゃない」と簡単にいうわけにもいかない
どうしてマクドナルドに行くのか　単なる“嗜好”では終わらない問題があるから根深い
私にも覚えがあります　“オーガニック”とか“ヘルシー”とか言うのは簡単だけど　実際手に取ってみるとその価格に目玉が飛び出しそうになる
そして行き場を失った人が最後に行き着くのはファーストフードしかない　誘惑の魔の手は顔を上げればすぐそこに　いたるところにある

マックのことだけにも　米国のことだけにも限らず　
日本にもメタボの問題があれば糖尿病患者だって多い　これから格差が広がればマックの需要も増えるかもしれない
ビジネスチャンスだとわかれば　なりふり構わず学校給食の分野にも飛び込んでくるかもしれない
メディアを操作し　魔法をかけて　お金とともに　油がしみこむ

どうすればいい？
まずは全ての人間にとって等しく、最も大切なことを見直せばいい　のかな