うるるんフィンランド−12日目(6/2)

へるしんきっぽい

快晴
週末の今日は 週末しかやっていないマーケットへと出かける
冬には出なかったマーケットだけに心躍った が 行ってみれば普通のフリマ
プロっぽい人もふつーにいるし 思っていたほど庶民的ではなかった


キャンドル屋のMOCOでこれまた不発 めげずにartekへ
エスプラナディ通りに面したお店は とても明るい
当然なんだけど アールトの家具がふんだんに置かれていて さっきよりもずっとずっと心が躍る
さらに輪をかけたのが 店員の対応かな 


現状では手の届かない価格帯でありながら いつか買うぞ!と思わせる品々にうっとりとしていると
どこかのツアー客一行がやってきて ガイダンスが始まった
“しめた!”とばかりに私たちもちゃっかり参加 他の誰よりも真剣に話を聞いていたと思う!
スツールにしてもアームチェアにしても 今やこれでもかとばかりに真似をされてきているアールトデザインだけれども
それでも本物を見ると格段に違う!と思わせ これほどまでに魅了するのは やっぱりデザインに芯があるからだろうな


エスプラナディ通りで少し休憩 日本人も多いなぁ
週末だからたくさんの人がここに集まってる かといってごみごみしているわけでもなく 天気もよくて気持ちいい〜


ここから北上し リサイクルショップやその他で開催されているフリマや小さい救世軍などをまわってみたが
いずれも心打たれるものはなく お腹がへった
港へ出てマーケットでランチをすることに


他と違ってここは食べ物や工芸品などのお土産がほとんどのマーケット
すぐ目の前の港からはスオメンリンナへ向かうフェリーがひっきりなしに出ていて賑わっている
一周すると 意外と多国籍なメニューが多くて 観光客向けなのかな カモメもミョーに人慣れしているし
結局入り口に近いところでサーモンスープと魚のフライを注文
大きなカップに具だくさんのスープと これまたてんこ盛りのフライが1000円くらいであれば レストランに入るよりはずっとずっと安い
果物のお店ではイチゴがセールで1リットル1.5ユーロなんて破格なもんだから お腹いっぱいでも買う


食休み&デザートタイムに大聖堂までぶらぶらすると ちょうど結婚式の花嫁が写真撮影に来ていた
おっとシャッターチャンス!と思った矢先 おもむろにタバコをふかしはじめてゲンナリ


大聖堂のそばにはロシア正教会がある 北欧一ということもあってか ロシア人であふれかえっている
ちょうど洗礼式のようなものがおこなわれていた


中央駅の少し北に 新しくバスターミナルKamppiができていた ここからエスポーへ行けるらしい 
行ってみれば近代的なガラス張りの建物 ショッピングセンターのようになっていて賑わっていた
夕方 たくさんの若者が頭に学生帽をかぶり 手にはビールを箱で抱えて歩く姿が至る所で見られた
どうやら今日は graduation dayという 高校の卒業式のようなイベントの日らしい 17時になるかという時間で既にベロベロに酔っぱらった人も散見する
一生に一度のイベントということもあってか 無礼講のような雰囲気
ビールで休憩しようと エスプラナディ通りに戻り芝生に腰掛けると 周囲ではベンチで口論になっている酔っぱらった若者vs大人とか、へたくそな歌を大合唱する若者とか マイペースに12時間くらい飲食続けてるんじゃないかと思わせるご婦人とか
そして代わる代わるやって来るのは 空き瓶&空き缶集めの人 リサイクルすれば結構お金になるからね 今日は稼ぎ時だ


しばし賑やかな雰囲気を楽しみ 静かな公園で静かな週末の雰囲気を楽しんだ後
再びバー“コロナ”へ
2年前と全然変わってなくて 広くて 安くて 雰囲気がとてもいい
なぜかビールも食べ物もとっても安い サンドイッチが2.5ユーロなんて 市内中見回しても食べられない
それに店員の対応がとても親切丁寧 若いのにね 例外なく英語も上手いし
すっかり気をよくした私たちは フィンランドの最後を楽しむべくビールを堪能し まったりとした雰囲気を十分に満喫して最後の夜を迎えたのでした