うるるんフィンランド−11日目(6/1)

スオミ最高

天気がいい けど港町ヘルシンキの朝は 風が強くて肌寒い
今朝はハカニエミのマーケットからスタート!
さすがね 冬はほとんど出店のなかった屋外も この時期はオレンジのテントがたくさん!野菜や果物が色とりどりに並べられ その横ではコーヒーを飲んでみなくつろいでる


マーケットでよく見かける グリーンピースのような さやえんどうのような そんな大きな豆
そのままさやから取って食べるんだけど ちょうどいい大きさにヒットすると それはそれは甘くておいしいのなんのって!!フルーツみたい
大きすぎても小さすぎても苦いんだけど これはおやつ代わりに是非旅中携帯したい一品
早速1リットル分買って コーヒーを飲む
これまでの10日間での私たちの成長ぶりが伺えるのが 言葉
ほぼ100%英語OKなフィンランドにやってきた2年前の私たちは「キートス」「ヘイ」以外は英語で通した でも今年の私たちは違う!
フィンランド語だけでコーヒーを買うことくらいはできるようになってる まぁ それくらいなんですけどぅ・・・


カニエミは外の景色もいいけど 屋内のマーケットも見どころ満載!私はここが ヘルシンキのマーケットの中では一番好き☆
1Fは食品がメイン 2Fは古本や雑貨や マリメッコまで入ってる とにかく細々と安くかわいいものがたっくさん売ってるのです
疲れたらアイスをほおばり また神経を集中して品定め 店員さんも声をかけてくるわけでもなく のんびりやってるのでゆっくりできます
私はアカデミア書店にもなかった 欲しかったポストカードを見つけて興奮!


カニエミからトラムで少し北へ行くと メトロの駅もあるSon(o)ram
ここから少し入ったところに救世軍があります
救世軍といえば “過去のない男” ここはまさに映画でもロケに使用された現役

アメリカ時代から常にお世話になっているここでショッピングです リサイクルショップといわれればそれまでなんですが とにかく破格
何よりここはフィンランド ふるーいアラビアなんかが出てるんじゃないの?!って アメリカとは全く違う意味で期待してるわけです
周囲はかなりローカルで しぶーい雰囲気 まだ午前中だというのに たった一軒あるバーはすでに賑わってるようで 店の前では足元のおぼつかない人々がタバコを片手に頬を赤らめ話し込んでいる 
うんうん これこれ!って こんなローカルな雰囲気に我らの興奮は高まるばかり!
店の中はこじんまりとしていて 色気も素っ気もないけれど ありますありますかわいい品々!!
普通のものがとにかくかわいいからな ただのテキスタイルだって全然ゴミじゃない
そして アラビアよ〜!! もう底面のロゴは消えてなくなっているけど 間違いなくアラビア!ってしぶいお皿 他にも色々あったけど お気に入りの一枚を購入し 他にもあれよこれよって選んだのに
レジへいったら 6点ちかい品々の合計が な、なぜか60セント!!!!!
まじめな日本人 何度も聞き直すけど おばちゃんはしきりにディスカウントの説明をするばかり ま、いいかとお互い気を良くしてにっこりお会計
そんなわけで アラビアのお皿はただも同然の値段でお買いあげという さい先の良いお買い物でした♪

お買いあげの一部


北欧にあるリサイクルショップは チャリティーを目的として営業しているところが多い
救世軍の近くにあったFIIDAもその一つ
救世軍と比較すると よくあるリサイクルショップらしく 明るくにぎやかで入りやすい雰囲気 売る人買う人がひっきりなしで訪れる 品数も多い
でも救世軍よりはだいぶ値段も高くなる
おっとさんの見つけた新品Tシャツ2.5ユーロは結構お買い得でした


ランチの後はメトロに乗ってマリメッコのファクトリーアウトレットへ!
まるでどこかのニュータウンみたいな街Herttoniemi 信号待ちをしていると スペインから何十年も前に移住してきたというおじいさんが話しかけてきた 晴れてるのに傘を持って“これがスペインスタイルだ!”と豪語するおじいさんは この街並みをとても嘆いていた
昔はバスしか通らず のんびりとした とてもいい街だったのに こんなに車や店が建ち並ぶ環境の悪いところになっちまった、とね


人気のない場所に建つマリメッコのアウトレット
値段を見れば ハカニエミの店と大してかわらないぢゃないかっっ
品数や種類は断然こちらの方が多いですが テキスタイルの端布なんかが欲しい人にはお勧めです
やっと見つけたかわいいノースリーブシャツはなんだかきついし 冷静に見ればコットンにその値段はな・・・なんて迷いも生じたりで 結局小物を買うにとどまったけど 新しい街に来られたということでよしとしよう


マリメッコのアウトレットの次はアラビアのアウトレットへ
うーん 私たちにしては買い物三昧な日だ

イッタラたちと提携したからか なんだか陳列が縮小されてる 前は全部がアラビア一色だったのに 今回はハックマンや他のブランドもたくさんのスペースを占めていてちょっと拍子抜け
お目当てはとにもかくにもTEEMAだったのですが そんなわけで品数も種類も色揃えも少なく 思ったより安くなかったのが残念だった
とはいえ 予定外に良い物も手に入ったんですけどね☆
アラビアも次々と新しいデザイナーの新しいデザインシリーズが出てくるけれど やっぱりTEEMAには叶わないな〜
柳宗悦とも接触があったカイ・フランク(この話はまた今度ゆっくり) うーんますますひきこまれる 素晴らしいデザインだ
このショップで2年前と変わったことといえば 日本語のチラシを見かけたこと この日も長いこといてたくさん買い込む日本の方々を見かけましたが
やっぱり購入金額がすごいのかしら・・・



お買いあげの一部


買った品々を部屋に置き ご飯を食べてから再び街へ
中心地から北へ アールトの建築“文化の家”の少し先に リンナンマキという遊園地がある
中央駅から北をのぞむと観覧車が見える あれです

入園料がただなので 乗り物に乗らなくても楽しめるローカル遊園地 金曜日の夕方だからか 18:30頃は結構な賑わいだった
際だって最新型とか そういった目立つ乗り物はない 一番人気は足が浮いた状態で回転するジェットコースターみたいなの たった30秒の短い乗り物に何度も何度も繰り返し乗って楽しむ子どもたちが群がっていた
私が一番興味深かったのは 木製コースター なんとブレーキが手動で最後部席に係の人がブレーキ片手に半立ち乗りをしている
安心なのか心配なのか・・・ 
他にも豊島園からそのまま持ってきたようなカーペットやバイキング とにかく絶叫系には人が集まるのは世界共通らしい


ゲームコーナーにおもしろいゲームがあった
10個の穴にボールを入れると 入れた穴に応じて馬が前進する競馬ゲーム 10人くらいで1ゲームを競う
商品は“KISS"か“HUGS"のワッペンをつけた人形だから それ目当てという人はあまりいないだろうけど そのゲームがとにかく楽しそう
と思ったら、やっぱり 隣にいたおっとさんがそわそわしてる!
いくつか他の人のゲームを見て ついに参戦
人形はもらえなかったけど 私は思ったより好成績 優勝をかなり狙っていたおっとさんは悔しそうでした(苦笑)


せっかくなので私たちも観覧車に乗った
山のないフィンランド どこまでもどこまでも見渡せる ESPOOのライラは元気かな 海の向こうのエストニアには・・・なんて思いめぐらせ またこの素敵な国に来られたことを実感して幸せな気分

と、前の箱に一人の男性 なんと一人の大人の男性が一人で観覧車に乗ってる スーツ姿にサングラスの男性の後ろ姿は まるでカウリスマキの1シーン
そんな男性にこんな高いところで出会えたことにも感動!!


リンナンマキを西に行けば オリンピック競技場、そしてシベリウス公園と続く
もう21時近いのに 明るいとどこまでも頑張りたくなる

地図では近いけど 歩くと結構あるのよね 木張りのスタジアムに感動し シベリウス公園のモニュメントにありついた頃には結構へとへとだった
このモニュメント ガイドブックなんかでは大々的に紹介されてるけど 実物はひっそりと自然に囲まれている 来た時間が良かったのかな そばでは数人の学生が弾き語りをしながら楽しんだり 家路を急ぐ人やキャッチボールをする子どもたち まだらの人以外は緑ばかり

ひっそりしているのはいいけれど 交通の便もあまり良くないので 時間を選んだ方がいいみたい〜 私たちはバスも来てくれず 結局へとへとの足をひきずりながら だいぶ離れたトラムまで歩くことになったのでした
それでもいい思い出ばかりが残るのは このきれいな夕日と緑の街並みのおかげかな