旅タイ−4日目(1/25)

思い出のピッサヌローク


こっちへ来てから曇が厚めだったのだけど 今朝は朝から晴天
青空だけど心地よい涼しさの残る午前中は 昨日と同じ食堂で朝食をとる
今日はスコータイを離れる予定だが 名残惜しいのでぎりぎりまでのんびりと過ごすことに
今日も昨日のアイスコーヒーおばちゃんが来ないかと ベンチに腰掛けてまっていたら やっぱり来た!
慌てて飛び出したものの お目当てのクリームどら焼きがなかった(涙)甘いサンドイッチを買って うろうろしていたら 宿のおばさんの娘がちょろちょろとしている 恥ずかしくて 気にして欲しいけど近寄れないってかんじで距離を保ってる
でも注目して欲しいから いろんなおもちゃを出してきては目の前で遊んで見せたり


そんな微妙な距離が 庭のマンゴーの木のおかげで縮まった!
落ちていた小さな実を投げて遊んでいたら お母さんがやってきて「食べるか?」と言う
見上げるとそれはどっさり実をつけたマンゴーの木 大きくうなずくと どこからか木の棒とひっかけるものを調達してきて 半分力ずくでマンゴーをもぎとった!

昨日 屋台で買ったマンゴーもそうだったが タイでは 私たちが見慣れた黄色いマンゴーももちろんあるのですが 青い(若い)マンゴーも同じように売られており 同じようにみんな食べている 食べるといかにも青いマンゴーらしく 固くてすっぱい 最初は無味だなぁと少しがっかりするのだけど そのうちそのさっぱり感がおいしくなってくる
結局お母さんは2個とってくれて、その場で皮をむいてくれる、と言ったのだけど 1つだけを食べてもう1つは黄色くなるまで待ってみることにした
だが今日の青マンゴーは 昨日のよりずっとおいしかった!ちょっと甘味を含んださっぱり感がなんともバランスいい!これから暑くなるであろう外気の中 食すのにはたまらない味でした!お母さんありがとう!!!



最後まで優しかったMGの皆さんとも名残惜しくお別れし ソンテウでターミナル、バスでピッサヌロークへ戻る
ターミナルではあれやこれやとすぐにバスに乗せようとする人々がたくさんいますが 結構バスは頻繁に出入りしているので 乗りたいバスを選びましょう
ピッサヌロークでは ターミナルの手前のワット・ヤイで降りて駅へ。この方が駅に近いのです
駅には荷物預かり所があるのでとっても便利 @20THBで預かってもらい 身軽になったところでまずはランチ!
といっても駅の周りにはあまり店がないので 結局構内の麺屋でバミー・ナームを 肉がごろごろ入っていておいしかったなぁ


これから陽が傾くまでの数時間、涼しく過ごすためにいよいよマッサージがしたい!とまずは道行く人にマッサージの場所を尋ねる 何人かに聞いてやっとたどりついたその場所は なんと青空マッサージ!川のそばの通り沿いはどうやらマッサージストリートらしく その先もずっと青空マッサージ屋さんが続いていた
さらに嬉しいのは100THB/1Hという値段! 青空とはいえ、木陰なので全く暑くない むしろ風が心地よくてうとうとしちゃうくらい
私たちがお願いしたのは 家族でやっているという明るい人々 同じ値段で足マッサージと全身マッサージが選べる 私たちは全身マッサージに 
まずお祈りから始めるのがかっこいい
男性には男性の、女性には女性のマッサージ師さんがついてくれのだが 男性と女性とでは少しやり方が違う
女性は極力優しく 男性は少しアクロバティックに でもどっちも気持ちいいのよ−
こんなにも1時間は短かったのかと思うくらい 至福のひとときを屋外で過ごし リフレッシュして再び歩き出す
足取りも軽い軽い


しばらく行くとなんだかにぎやかになってきた どうやら学校があるらしい
ちょうど下校時間なんだろうか たくさんの女子高生が 学校の前の屋台に群がっている タイでは学校のそばには必ず屋台がでている 朝も昼も

どんなものを食べているのかと覗いてみると 私が子どもの頃公園のそばの駄菓子やで50円で買ったおやつラーメンのようなものを食べている
近寄ると 私の思い出とはほど遠い 本格的なラーメンが作られていた
興味津々な女子高生に質問されながらラーメンを買うおっとさん 食べてみるとなかなかパンチがあった


こんな日常の一コマに入り込めることこそが 旅の醍醐味だと思う 今日も、毎日繰り返されるあの時間に 今の私はそこにいないけれども ちょっと目を閉じるとすぅっとワープできる そしてあの温度や香り 空気を思い出して 今ここにいる自分を再度実感する
ふぅ〜っ


川沿いを橋に向かって歩いていくと、どんどんにぎやかになってくる
どうやらWat Yaiまで来たようだ
とはいえ 目の前には迷路のように屋台がひしめきあっている いったい仏はどこぞや
とりあえず迷路に入り込むと すぐのところにお寺があった お寺の前でマイクを握っているのはなんと僧侶
何を言っているのかはわからないが 片手でマイクを握り もう一方の手で参拝客に何かを渡してる それにしてもうるさい
いったい何を叫んでいるのだろうか。。。


寺の中に入ってまた仰天した
金色の仏に向かってみんな真剣に拝んでいる一方で あちらこちらからフラッシュが 
どうやらそれはアリらしい。。。 ではでは、と私たちも記念に
それにしても「最も美しいと言われる仏」にしてはこじんまりとしているな。。。と思っていたら やっぱりこれはWat Yaiではないらしい
ならば、と再度迷路に戻る
行けども行けども店ばかりの迷路の中をさまようこと数十分 親切な青年に連れられてやっとのことでWat Yaiの中に入ることができた どうやらお寺の周りを店がびっしり囲んでいるらしく だから入り口が見つけづらかったみたい


うーん 確かに立派だ 仏そのものも立派だが それに仕える皆様もりっぱ こちらでは象が神聖な動物とされているので 象もお仕えの中にいる
みんなおみくじのようなものをふったり 突っ伏したりして 一様に真剣にお参りしている 老いも若きも
両サイドには時々僧侶が現れる 僧侶が現れると 僧侶の前に人々が集まってくる すると僧侶はお経らしく何かを唱えながら集まった人々にお水のようなものをかける かけられた人々は感謝の意を表して退散する
そんな一通りの流れをつかんだ私たちも旅の無事を祈っていただいた(と思う)

お寺を出て もう少しうろうろしてもよかったのだけど ここで私に少し胃痛が発生したため 無理をせずトゥクトゥクで川沿いへ移動
この乗り物、よく見るんだけどトゥクトゥクなんだろうか バイクの前の荷台(ほんとに荷台!)にほとんどつかむところもないまま乗り込み突っ走る 最初はこわいけど とっても気持ち良く 夕日に向かって疾走した


川沿いで大きなナイトバザールがあるというのでやってきたものの まだ夜が来ていないので人も店もまだら 時間までベンチで休憩
ナイトバザールに向けて仕事が始まる人、一仕事終えて川沿いをジョギングする人
川を眺めながら 一つめの街でも旅を終えたことを振り返った


このナイトバザールのずっと奥にある食堂で「空飛ぶ空芯菜」というメニューのあるお店がある
これを頼むと 調理場でできあがった フライパンの中にある空芯菜を 少し離れた高台で皿を持って待つ人のところまで投げて受ける、というパフォーマンスをしてくれる
「大切な食べ物を・・・」と賛否両論あるようですが 落とすことはほぼないようですし、それはちゃんとオーダーした人が責任を持って食べます
この日も私たちをはじめ 数組の外国人観光客が注文 お見事でした
希望すれば自分でキャッチすることができるそうなので 自信のある人は是非


結局この晩ご飯と 少しのデザートを買っただけでここは終了 歩いて駅へ向かう
途中 絶対観光客は来ないであろう食堂街を発見! またしてもおっとさんは2回目の晩ご飯へ
好奇心の眼差しを浴びながら 二人でビールを頂き 満足して駅へ
電車は少し遅れていたので トイレで洗顔と歯磨きを済まし、やってきました寝台車♪


チェンマイからの電車なので 乗ってみるとほとんどの席はカーテンが閉まっていてすでにおやすみ状態
私たちも早々におやすみなさいをしたものの 初めての寝台車に興奮した私はしばらく寝付けないのでした。。。