旅タイ−3日目(1/24)

いせきとは


スコータイで迎えた朝は 思いのほか涼しい
GHを出た通りに 地元の人が立ち寄る食堂があった
ショーケースの中におかずがいくつか並んでいて 好きなものを選んでご飯にかけてもらう
反対側ではテイクアウト用の饅頭やシュウマイなどがふかしてある
卵と野菜の炒めたものとトムヤムカーイを1つずつと さらにシュウマイをいただく
見た目はシンプル極まりないけど さすがに地元の人が絶えずいるだけあって 美味!

気持ちがいいので周辺を少し散歩しながら 遠回りして宿に戻る
少し離れたところにいくつかあるGHの中には トゥクトゥクが常に待機している宿やガイドブックには載っていないひっそりとした宿も
学校に集まった子供の声や ニワトリの声を聞きながら タイの朝を堪能する


今日はスコータイ遺跡へ行くつもりだが 一番暑い日中の時間帯を避けて行くつもりなのでのんびりとした午前中を過ごす
GHでは朝食のサービスはないものの コーヒーや紅茶はフリーなので 食後の一服には最適
庭の手入れや掃除の人が既に働いていて かたわらでは早くも犬たちがぐだぐだしている 
バンガローには玄関先にベンチがついているので そこでしばらく日記を書いたり写真を撮ったり ときに部屋でうとうとしたりと 言葉では言い表しにくいほど素晴らしいひとときをおくる


ふと目をやると なにやらトラックに乗ってやってくる人が
と、GHの人がそこに向かって歩き出す トラックからはアイスコーヒーと水筒に入った何かが出てくる
飲み物の出張サービスかしら パラソルとか出てアイスクリームでも売っていそうだなぁ なんて思っていたら たまらずにおっとさんが飛び出した!
近寄っていくと コーヒーはもちろんのこと おやつやサンドイッチも少し売っていたらしく どら焼きのようなおやつとサンドイッチを一つずつ、それぞれ5THBで購入
バスケットに入ってかわいく売られていたそれらは 手作りのパッケージにかわいく入っていた そしてどら焼きのようなそのおやつは クリームが入っていて手作りっぽいおいしさが!うれしーーーー
サンドイッチはというと レタスとハムのサンドイッチなのになぜかイチゴジャムが。。。タイ風味なのでしょうか


お昼を近くの屋台で済まし、少し暑さが落ち着いたところでいよいよ遺跡公園へ!
ソンテウ乗り場も宿から近く つくづく便利だなぁと思う というか、スコータイの街じたいが想像以上に小さいのです

@20THBで30分くらい? 地元の人を乗せたり降ろしたりしながら着いた先で 外国人とレンタサイクルのお店が待っていた
遺跡公園はとても広いので 自転車やバイクを借りないと見きれません
これまた@20THBで自転車を借りいよいよ公園へ
入り口近くの博物館を少し見て センターで入場料を払う
さあいくぞーっ!と気合いを入れた矢先に道に迷う 気づいたら城壁のずっと南へ到着。。。(汗)


気を取り直して再度城壁の中へ
早速目の前に広がったのはワット・マハタートの遺跡群。スコータイ最大の寺院だったというここも 今では柱と仏のみ
遺跡のほとんどがこのような状態で残されているので おそらく屋根や壁はもろい材料で作られていたのだろう(木材だったとか?)と察しがつく
仏は日本のそれとはまったく違う表情をしている 白い肌をしているせいもあるのか 笑みを浮かべたその姿はとても女性らしい印象を受ける 西日を浴びて白いからだがピンクに染まり なんとも色っぽいではないかっ
ふと目を右へ左へとやると 広大な敷地が広がる これまた西日を浴びてオレンジに染まった遺跡の姿は思わずため息が出るよう 夕方の遺跡もいいもんです


ひとしきり堪能したあとは 少し先のワット・スィー・サワイへ。アンコールワットに代表されるようなクメール様式の遺跡です
今回の旅では当初 もう一カ国行けるのではないかという計画があり カンボジアも行くかもしれない!という期待もありました
実際は今回の旅のテーマにあわなくなってしまうので見送りになりましたが 少しでもクメール様式を見ることができてよかった
イスラムの建築にもあっと驚かされましたが このクメール様式も細かい彫りが美しかった


この後もいくつか城壁の中の遺跡を回る 池や緑がそれはもう美しい 思わず足をとめたくなります


そしていよいよ本日のメインイベントとも言えるワット・スィー・チュムへ!
高さ15メートルもある鎮座したこの仏は 遠くから私たちを待っていました!(って感じがした!)

四方を壁に囲まれ 周囲には何もなく ひっそりとたたずんでいるこのあたりは 観光客にあわせてお店が出ているものの 何か社会と一線を画すようなそんな雰囲気で吸い込まれそう 夕方であることがまた胸をどきどきさせる
それにしてもおっきいいなぁぁぁ
みうらじゅんいとうせいこうは あの頭上にのぼったらしい 行く前はうらやましいいと思ったが とてもそう思えないくらい高いところだ

真下に立つと その大きい手と身体に包まれているような 不思議な感動を覚える 閉鎖的な空間が逆にあったかい
うーん これがタイの遺跡か!と新たな発見と感動を胸に ごちそうさま


入り口そばには家族で商売にやってきたと見られる人たちが露店を出していた
瓶ビールのキャップのようなもので作られたらしいおもちゃや 貝でつくられた飾り それから飛ばして幸福を祈るんだという生きた小鳥たち
ほんの少しの英語とたくさんの笑顔で商売をしてくれた おっとさんはおもちゃを購入
なんとなく幸せなひととき


帰りのソンテウでは 学校帰りの子供たちであっという間に満員になった 満員どころか立ち乗りも続出で地元っぽーい
一人旅をしている日本人の男性にも出会った チェンマイからくだってきたらしいけど やっぱりスコータイが一番いいとのことでした おすすめだ!


晩ご飯へは 昨日とは違う常設のナイトマーケットに行ってみた
ちょっとわかりづらい 奥に入ったところにある食堂街みたいなところだけれど なんとなく蒸し暑く なんとなく雰囲気があわない
やっぱり昨日と同じ 通り沿いの店に行こう
でも今日は昨日とは少し違って ひとしきりタイ料理を堪能した後に あんかけ麺、ラーメンとはしごをする さらには屋台で売っている気になるデザートも
あんかけ麺は 歩き方には載っているけど意外と探しにくいメニューだった しかもおいしいものを、となるとさらに難しくなる
スコータイで食べたあんかけ麺は 作っているお兄さんの感じもよく 味も格別だった 安くて満足度大大
デザートは一見クレープのようなんですが 油が想像を絶する量入ったうえ これまた想像を絶するコンデンスミルク。。。さすがに完食はできませんでした