映画を見た50/モーターサイクルダイアリーズ

しばらくは台湾攻めです

チェ・ゲバラが若い頃に友人とバイクで旅した事実を映画化したもの
24歳になろうとする若者が 同じ大陸の違う国々を旅しながら様々な現実や矛盾を体で、心で感じていき 結果としてその後の人生を大きく変えていく
ちょっと“映画らしい”展開も見え隠れするものの、内容のお勧め度としては☆5つあげてもいいくらい
映画を見ていつも思うのは いつの時代のどんな場所のどんな問題や矛盾も すべてはこの私が生きる時代の「今」に通じているということ そしてそれを感じてしまうときに必ず襲ってくるのは あの言い難い感情


「人の役に立ちたい」と医者を目指していた人生 でも「人の役に立ちたい」という気持ちは 彼自身が思っていた以上に深いものだったことに気づくのは 誰が教えたのでも話したのでもなく 新しい土地でただ何かを見、感じたことがきっかけだった
何かに行き詰まったときも そうでないときも たまにちょっと空気を変え、目線を変えてみることは 自分への刺激になる
空気を変えるのは同じ日本の中にいたってできるし 目線を変えてみる、というのは 文字通り「ちょっと空を見る」ことでも十分だ
ただ 自分の中の「当然だ」って文字を 少しだけ 消してみるといいんだ