本番はこれからです

シャウエンに沈む夕日

W杯は、日本が一次リーグ敗退になってからというものすっかり終わったような雰囲気ですが、本当は今日からが本番。
いよいよ決勝トーナメントなので、どのチームも目を血走らせて頑張るのでしょう。楽しみ!
私の予想は結構手堅い。決勝はブラジルvsアルゼンチン。含希望。でも開催国のドイツや、スペインにも期待。
大穴でオーストラリアと韓国。といいたいところだったけど、韓国は負けてしまいました。なかなか強かったし、アジア勢の希望だったので残念。


このW杯の日本戦を見て、はじめて(!)中田の素晴らしさを知ることができた。
技術を磨くことと同時に、海外に出て日本人であることの意味と利点・欠点を見極め、必要なことを得るための努力をしてきた結果が全てこの3試合に出ていたと思う。
海外へ出て、世界のサッカーを見て、海外の名プレーヤーの素晴らしいプレーを目の当たりにして、「自分もああなりたい!」と思うのは当然だけど、その技術をたとえ得たところで、使えなければ何もならない。
背も低くて体格の小さい日本人が他の国に負けない特性を活かして、そうした技術を駆使することができたとき、海外へ出ていった意味があったといえるのでしょうね。
試合中、中田の姿ばっかりが目についたとき、インタビューで常に声を荒げる彼の姿が目に浮かんでとても悔しくなった。
これだけ体で証明してくれていたんだなあって。どうしてもっと他の選手にも伝わらなかったのかなあって。
中田の伝え方が悪かったのかもしれないし、他の選手が甘かったのかもしれないし。


今回の日本は、やっぱりジーコの最後のインタビューが全てだったのかな。
プロ意識の欠如と基礎体力不足。
ジーコは日本の実力を信じてくれていたのに、やっぱり時期尚早だった。
岡田元全日本監督のコメントが印象的でした。「私達はこれまで、足りない実力を戦略などで隠しながら、だましながら勝ってきた。ジーコはそうした隠してきたものを全て露呈してくれた」日本中が、日本サッカーのレベルを思い知らされたW杯なのでした。


これから世界へ出ようとする人も、また世界のトップリーグへ帰っていく人も、是非自分が日本人であることを自覚してプレーをし、体得したものを国内の選手たちに伝え、意思疎通をはかりながら強くなっていってほしい。
中村は子どもの頃、同じクラブで楽しそうに練習する仲間を見て「楽しくやりたいなら学校でやってくれ」と思ったそうです。今もその気持ちを持っているのかな。他の選手も、がむしゃらに頑張っているのかな。
私ももっともっと日本のサッカーを見よう!と思いました。


結果はどうあれ、選手は頑張ったのです。くれぐれも成田で水をかけるようなことだけはしないでください。
悔しいなら、自分がサッカーをしてくださいませ。


最後に、日本戦で数々の暴言をはきました。ごめんなさい。
これからは冷静に楽しみます。