映画をみた102/この自由な世界で

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最近見逃したケン・ローチの作品
日雇いを中心とする人材派遣業をクビになった女性社員が 自ら同業にて起業する
他社との競争、不法移民、シングルマザーとしての家族との生活…すぐに現実を目の当たりにし あれよあれよと舵は思わぬ方向へと向かう
すべてはその先にある幸せの為…という行為が 幸せを手の届かない所へと追いやる


朝どこからともなく人が集まり 簡単にグループ分けされて車に詰め込まれる
今となっては日本と変わらない光景 問題となった昨年の一連の出来事と非常にタイムリーにクロスする


自由であることの素晴らしさと難しさと
その自由の中に存在する人間のもろさが露呈された
ともすれば簡単に負のスパイラルに陥る
入り込む可能性は誰にでもあるし 自分とは違う世界の話だと思ってしまうのは危険なことだと思った
よく考える "幸せ"とはってこと
きつーく たたきつけられた難題