本を読んだ24/なんとなく、クリスタル

とかい

なんとなく、クリスタル (新潮文庫)

なんとなく、クリスタル (新潮文庫)


1980年代、100万部を超える売上を記録し、映画化までされ、タイトルは流行語にもなったという一冊
あの、田中康夫氏が学生時代に書いたという本です


ほぼ全見開きの半ページが注釈に割かれ、小説と同時進行で当時の世情を客観的に見ているような、あまり見ない構成
とにかくブランド・ディスコ・お金・男・女。。。といった欲望のかたまりのような一冊に 最初から最後まで悲しい気持ちが癒えなかった
ここまでではないにしても こうした経験は多分誰にでもあるのかな
私が物悲しく感じてしまったのは そんな過去の自分を恥ずかしいと思っているのかもしれない


この本が大流行したとはね…