憧れの地へ!UKの旅-3日目:11/28

電車の旅


どんよりと曇った空の下、出発までの短い間にリヴァプールの中心地を見て回ることに
宿の近くにChina Townがあるというので行ってみた
近づけば近づくほど人気もなく 動きもない 出会った人はほんの2〜3人
やがて門が見えてきたものの そばの看板はまばらだし店も開いていなければ準備やら何やらで動いている人もいない
そりゃ平日9時頃だけどね そりゃないでしょ…って感じ
ガイドブックにほとんど紹介されていない意味がわかった


気持ちを切り替えて少し北の丘の上にある大聖堂へ 英国国教会系では世界最大の大きさだというそれは 丘の上にあるからなおさら大きく見える ミサも終わった早朝の静まりかえった内部で座っていると 寒さもやわらぎ宗教関係なく落ち着く


外へ出ると早速雨 お構いなしにMathew Streetへ向かう
中心に近づけば近づくほど 工事の人々が増えてくる 2008年のリヴァプール欧州文化首都に指定されたとやらで色々と整備しているのね そこら中でガラス張りのもの悲しい建物が増える予感

リヴァプールだけで見られた路線ビートルズバス♪
途中 作業員の人にまみれて移動式コーヒーショップでコーヒーを買ってみた さすがに60Pとは随分安い
ミルクもコーヒーも遠慮せずにがばがば入れてくれて スプーンはここよ、マドラーはここよ、とお世話してくれた


Mathew Streetで最初に向かったのはビートルズショップ 小さい店舗にマニアックな商品が色々と置かれている 
続けて行ったショッピングセンター内のFrom me to youというお店はいかにもお土産屋さん!!って雰囲気の構えであり内容だった
昨日でお腹いっぱいだったのか それほど欲しいものもなく店を後に
雨の中 ジョンの像の写真を撮っていたら 心優しい老夫婦が「写真を撮ってあげましょうか?」と声をかけてくれた
にもかかわらず 恥ずかしくて思わず断ってしまったことに 後々後悔(涙)そんなご厚意は受けなきゃね


リヴァプールの締めくくりはアルバートドック
Tate Liverpoolてちょうどターナー賞の催しをやっていたのでさっと見に行った
最上階の窓から見た川の景色 厚い雲の下に立ち並ぶ建物 なんだか忘れられない景色だった
60年前の少年達は この街でどんな景色をどんな気持ちで見ていたんだろうなぁ…なんて後ろ髪引かれる思い


最後の最後まで堪能して それでもなんとなくまだいたい気持ちもありながら
次の目的地へ向かいます 途中賑わっていたFish & Chipsのお店でこの旅初のお買いあげ
Lime Street Stationはとても大きい どうやらChesterまでローカル線を乗り継いでいくらしいのだけど どうも乗り場がわからない
適当に係りの人に聞いてみると とても親切に丁寧に教えてくれた どうもイギリス人は親切だぞ


Fishを食べながら約1時間でChesterに到着 思ったよりずっと小さい駅で 乗り継ぎの間もすることがない
やっと来た!と思って乗った電車はどうやら予約していた電車ではなかったみたい 乗る前に確認したのにぃ〜
ま、行く方向は間違っていないし、車内も空いてるからいっか、とのんきに車窓の景色を楽しむ 乗客には人間だけでなく犬もいたりしておもしろい
乗るときにお願いしていたとおり 丁寧に車内放送を通じて降りる駅を教えてくれた女性の車掌さんに感謝をし、Llanduduno Junctionに到着 しばらく待って ようやく本来乗るべき電車がやってきた 予約していた席を見たらやっぱりある でも乗るべき駅で乗らなかったから別の人が座っていた それほど距離もないのでそのまま私たちも別の席へ
いよいよ今日の目的地、Wales のBangorに到着!!

と思ったら すごい夕立がやってきた! ほんの5分ほど滝のような雨に濡れながらバス停に向かう
Bangor大学のそばのバス停で待っていると アジア人の学生がたくさん出てきた こんな小さい街にもアジア人はいるなぁ〜なんて思っていたらバスが来た


バスに乗るとさっきとはうってかわって美しい夕日が
感動しながら約1時間、細い住宅街の道をくねくねと走りながら着いたのは、今日のお宿のあるLlanberisです
とっても小さい街で High Streetのほんの100mをのぞけばほとんど行くところはない
その一角に私たちが泊まるB&B、Avonlea Bed & Breakfastがありました
フィリピン出身の奥さんが温かく迎えてくれた すごーく早い英語だけど聞きやすい
今日の宿泊は私たちだけなので貸切状態! とってもかわいいツインルームを用意してくれました
ティーセットもあり シャワーもトイレもとってもきれいでほっとするー
17時頃に到着したけど辺りはすっかり真っ暗で お店らしきものもほとんどなさそう
とりあえず夕飯を、と荷物を置いて早々に散歩に出る
わずかな距離で出会えたのはSPAR ビールや朝食用のいくつかを買い そばのケバブ屋へ
ケバブ屋でも自慢は手作りピザらしい ここでもやさしい夫婦が私たちのために色々と大きさや詰め方やなんやとアレンジしてくれた


すっかり落ち着いた気持ちでビールを飲みながら夕飯を食べていたら
気づいたらすっかり夢の中に落ちていた