うるるんフィンランド−FINAL(6/6&7)

うつくしいキルッコ

宿のオーナーが快く部屋の延長を申し出てくれたので、出発までの午前中の間、荷物を置いてでかけることができた
朝からバスに乗り、グルントヴィークス教会(Grundtvigs Kirke)へ向かう

バスを降りると 教会を囲む家並みが全て同じ色調、材質。教会をつくるときのコンセプトとして生かされ続けてきている景観
ひっそりとした街の中に それでも雄大に建つ教会 見る角度を変えると雰囲気が変わる ユニークなデザイン
でも中に入ってさらに絶句した まただ このシンプルな内部のデザインは
白を基調にやさしい木の色で包まれた教会内部 その美しさに思わずため息が出る ステンドグラスも壁画も何もない だがそこには何もない美しさがあった 
なんて温かいのだろう デンマークの教会から素敵なものを得た

…と一日中いてもいいくらいの気分になったものの 今日は日本に帰らねば…(涙)
閑静な住宅街を歩きながら 少し離れたエストーの駅まで行き メトロへと乗り継いでクリスチャンハウンへ

駅の前に行列ができるというパン屋があるというので行ってみる 幸い行列はできていなかったのでスムーズに買うことができた
デニッシュはセサミののった甘さ控えめなものと チョコレートの入った甘いものを1個ずつ これが定番になった
目玉が飛び出すほどではないけれど やはり本場を思わせる味
救世主教会は残念ながら改装工事中で入れそうになかったので クリスチャニアへ向かった
天気のいい爽やかな朝だというのに 一歩入ると別世界
自由なのか閉鎖的なのか 紙一重だと思わせるその敷地は あまりいてはいけないような そんな雰囲気が漂っていた
色々な発見があるのかもしれないという予想とは裏腹な場所に思えたのは まだ午前中だったからだろうか
私たちが出ようとするときに入ってきたおばさん集団はもっと浮いていたようだったけど

クリスチャニアで始まったといわれる“クリスチャニアバイク”。街中のいたるところで見かけます
子どもをたくさん載せて走っている人も!


最後のイルマでお買い物をして オーナーに別れを告げ ビールとマッカラで最後の食事をとったらいよいよ帰国の途へ
空港は相変わらず混んでいたものの 素晴らしい手さばきで行列の搭乗客をさばいていく職員の手に転がっていたら あっという間にチェックイン終了
のんびりお買い物をしながら空港での時間を珍しく満喫し 再びSAS

行きとは違ってオーディオもばっちり充実 映画を3本見てビートルズを聞いていたらあっという間に11時間

やっぱりステキ!SAS


曇り空の東京は 梅雨の始まりの匂いがした


おしまい♪