うるるんフィンランド−6日目(5/27)

旗をたててくれました

コテージで迎えた朝は気持ちいー!!
鳥が元気よくさえずり 空気は澄み渡っていて まだまだ夢の続きかと思うくらい


車のない私たち
以前は少し先まで歩けばバスがあったらしいけど 今はそれもなく彼らも歳をとったこともありで 毎日タクシーのお世話になる
いつも来てくれるドライバーは常に何人か決まっているらしく 電話一本ですぐやってきてくれる
今日のドライバーは 若い無口な青年だった


日曜日のKuressaareは人気がない 店もほとんど休みだし
結局少し歩いたあとで 恒例のビールタイム
この日からは 私とおっとさんは常に小サイズを、Eino&Irjaは大サイズを注文することになる


これはpieni


のんびりと昼のビールを堪能していると 徐々に日が差し 人が増えてきた!
・・・っと何やらこの人の増え方は尋常じゃないな
・・・っと思ったら 大きな音楽が!
しばらくすると着ぐるみに続いて大行進が始まった 
近くの人に聞いてみると 今日は卒園のお祝い式の日らしい 小さな子どもたちが色々なカラーの服をおそろいで着て行進する姿はとてもかわいかった


この日は早めに帰宅
Einoが初サウナを用意してくれるらしい!やった!Traditionalフィンランドサウナ!!
帰りのドライバーはJaanという大柄な男性 彼がとってもユニークな人で 話し出したらとまらない しかも話すのが楽しくてしょうがない!!って感じで 我らがIrjaでも全く口を挟む隙がないほどしゃべり続ける
エストニア語なので何をいっているのかほとんどわからないけど 私たちの方を向いてもたくさん話してくれる
どうやらお父さんが昔船乗りで 日本にも行ったことがあるらしく そんな話をしきりに楽しそうにしてくれていた
結局Jaanはこのときから最後の朝までずっと専属ドライバーとして送迎をしてくれることに


家へ帰ると早速Einoはサウナの準備開始 結構時間がかかるらしい
Irjaはランチの準備 今日はスーパーで白身魚のスモークをたらふく買っていた 他にもフィレ肉をソテーして ポテトをたくさんゆでる
一度にそんなに調理しなくても・・・と思うのだが あるものは全て調理してしまう
そういえばEspooの家にもここにも電子レンジたるものはない 
料理方法はいたってシンプル 味付けも塩とバジルのスパイスだけで後は肉から出てきた油でじっくり時間をかけてソテーし続ける
小さいキッチンをまな板なしで器用に使いこなすIrjaは いつ見てもあっぱれだ
料理はシンプルだけど食材は豊かだから 私たちの食欲も全開で お腹いっぱい〜


食後おっとさんは昼寝 私は庭で日記を書く 外では庭仕事をするIrja
様子を見にいくと 散歩に連れて行ってくれた
奥に数分歩いていくと建設中の新しい家 湖があり 小さいサウナがある
新しいお隣さんらしい そして大きな大きな白鳥が2羽!!
ここはフィンランドではないけれど なにやらトーベ・ヤンソンの世界のようだった
家の庭にはたくさんのタンポポ 綿毛になったタンポポたちが咲き誇り これはまるでジブリ映画みたいだ
綿毛たちをずっと見ていると 今にも首を一斉に振って“カタカタカタ・・・”といいそうで そんなことを思ったら吹き出しそうになった
幸せな景色たち 



ビールを飲んでのんびり過ごすこと数時間
まだまだ明るい18時頃になって ようやくサウナができあがった
体を叩くために近くの白樺の木から葉をとって束ねる 自然のまんまだから 幼虫とかがわんさかついてるけど気にしない
サウナの中には火をくべた暖炉 その中に焼き石が入っている これに水をかけて水蒸気を出す
熱くなった体を葉で叩くと なんともいえない緑のいい香りが充満し 身も心も気持ちいぃぃぃぃ
いられるもんならいつまでも留まっていたいけど 熱くて早々にギブアップ
Einoたちと交代し 庭でクールダウンしながら飲むビールは格別においしかった!!


すっかり体も落ち着き コーヒータイムを終えて部屋でのんびりと歓談
と、庭先に何やら大きな物体!
素早く走り去るその物体は どうやら野生の猪だったみたい 真っ黒の豊かな毛をふさふささせて颯爽と消えていった
酔っぱらった頭が目覚めるくらいびっくりして みんなで大興奮した夜だった