妻有の旅−最終日(9/8)

ついに晴れた!
部屋を掃除して、いよいよみらいともお別れ。大きな古いお部屋とも、すっかり魅了されたお風呂「浮雲」とも、この景色とも、しばらくのお別れ。


昨日行った芝峠温泉そばの作品を、スタンプ押しがてらじっくり見に行って、まずは川西へ向かいます。
途中立ち寄った春日部幹「ブランチ・プロジェクト」で、地元のおじさんと出会う
私のかぶっていた麦藁帽子の反射がおもしろいから、とわけがわからぬままモデルになる私


カアリナ・カイコネン「明日に架ける橋のように」などを見ながら、最初の大きな目的地、いけばな美術館へと向かいます。


「いけばな美術館」では、集落のたくさんの民家・古民家を利用して、屋内外に作品を数十点展示していました。
県内の小学生が課外授業でやって来ていて、グループに分かれてスタンプを押したり作品を見学したりして。
この数日間、いたるところでこうした小学生の集団に出会うこととなったのですが、みんなとても挨拶がすてきっ!
「こんにちは〜!」って大きな声で挨拶してくれることに、最初とてもびっくりし、すぐにびっくりした自分がすごく恥ずかしくなりました。挨拶するだけでなく、少し会話を交わしたりと、地元の子ども達と交流があったことは、とてもいい思い出の一つです。

途中に、こうして冷たくおいしいお水が飲めるのも田舎ならでは!子ども達もせっせと水筒に水を汲んでいました♪


続いてライスセンターの中に展示された塩澤徳子「アース・ライス」を見に。
お米を小分けにし、世界地図を作っている 標高にあわせて米の量を変え、見事に高低差を作り出している巧みな作品


駅を越えた東側に、また作品の集まった一帯が
いよいよ最後の鑑賞です
気温もあがり、歩くのが大変なくらい暑い中、車を降りて5分ほど歩いた奥に現れた池
池に壺の「花」を咲かせた作品は、ひなびた池をもぱっと輝かせる力を持った 明るい作品
地元の人が作者と楽しそうに話している しきりに「ありがとう」と言い合って
あらためてこの芸術祭の意義を感じた時間でした


陶器の家を訪れて、最後に来たのは古郡弘「胞衣 みしゃぐち」

“半築”といわれる手法だそうで、小高い場所に建てられています
最後はみんなで、手作業でつくりあげたというそれは 圧巻なのにどこかほっとする 素晴らしい作品でした
それなのに 全貌がわかる写真が残っていなかったのは残念ですが。


帰る時間が近づき、最後はやっぱりへぎそばでしめることに。
十日町の街中にあるもう一つの小嶋屋へ行き、てんぷらとおそばを堪能し、ほんの少しあまった時間でキナーレへ。

前回はここからだったな〜なんて 色々思い出しながらわずかな時間をも惜しみつつ、六日町ICへさようなら。


ICに高速バスの乗り場があり、あとは池袋まで約3時間。高速バスはとても快適なので、楽チンでした。
普段あまり立ち止まることのないIC前で、名残惜しく緑を見、またいつか来れることを楽しみに家路につきました。