妻有の旅−初日 9/5

前日からみみの家へお泊りし、朝から出発!
今週の新潟はあまり天気予報がよくないけど、あとは晴れ男に期待するしかない!と元気にでかける


関越トンネルを抜け、最初の作品に向かう頃には早速雨が…
それでも330作品をこへびスタンプを押しながら見てまわるあの楽しみと、突如作品と出会えるあの感動を
再び体感したときは、雨なんてふっとぶくらいおもしろくなってきた!
「大地のグルグル」「中里かかしの庭」の後、最初にみんなで飛びついたのは、
「ブランコはブランコでなく」

集落のあちらこちらに20のブランコが点在している
それほど太くもない竹4本でできたブランコは 大人が乗ると大きく竹がしなる でも壊れそうな感じはない
普段とはまったく違うブランコの乗り心地に みみちゃんだけでなく大人の我々もおおはしゃぎ!


続いて感動したのが「たくさんの失われた窓のために」

屋外におもむろに設置された「窓」 先にあるのは妻有の田園風景
残念ながらここに到着したときは叩きつけるような強雨だったのだけど それでも見に行く価値が十分にある作品でした
晴れた日にのぞむ景色ももちろんいいのでしょうが こんなぼんやりした雨の田園も素敵です


芸術祭にはこうした屋外の作品も多くありますが、それ以外にも廃校や空家を利用した作品が多くあります。
2年前の地震で非難し、そのまま空家になった家、過疎化が進み長い歴史に幕を閉じた学校
いずれも歴史ある立派な建物ばかりです こうした建物を別の形で保存していこうとする住民の思いとアーティストとの出会いがこの芸術祭の見所でもあります。
今回の作品の中でも、前回に続き楽しみにしてたのが、ボルタンスキーの「最後の教室」。

廃校がまるごと作品になった、テーマは「不在」
前回とは対照的な、一見重苦しい雰囲気 不在であることが存在を強く意識するような、各教室の使い方でした
やっぱり圧倒されたー


松之山は日本三大薬湯の一つといわれている、有名な温泉地
今日はここで温泉に入ろうかとも思いましたが、宿泊先の古民家「みらい」には魅力的な露天風呂があるということで、とりあえずここは我慢してもう一つ、キョロロへ行ってからチェックインすることに。
ここで一番楽しんでいたのは、この「life-size」
人間よりもずっと大きい昆虫写真の数々に、みんな興味津々でした。


他にも色々と見てまわったのですが、そろそろお宿へ向かう時間です。
今回の旅でのもう一つのお楽しみの古民家宿泊。みみたちを誘ったのも、こんな体験を一緒にしたかったからなのです。
もとはオーナーの生家だったこの「みらい 1号館」は、みらいの他の古民家の中でも一番大きい家です。
オーナーの若井さんに案内されて向かったその家は、集落の奥の、少し高台にありました。
着いて早々、その絶景とどこか懐かしい家の匂い、かまど、そしてお風呂の素晴らしさに感動!
とても紳士な若井さんとしばしお話をし、はやる気持ちを抑えながら夕飯の買い物、そしてお風呂へ!!

天気が悪く、夕焼けを見ることはできませんでしたが、それでもすがすがしい空気とどこか解放された気分の良さにすっかり満たされた私たち 残念だったのは、あれほど楽しみにしていたみみちゃんがお昼寝をしていて入れなかったこと


お風呂を満喫した後は古民家を満喫!ということで、かまどでご飯を炊き、囲炉裏で焼き物をし、囲炉裏で味噌汁をあたためる。新潟のお酒を飲んだらすっかりいい気分。TVはNHKとTBSしか入らないし、携帯電話も圏外のこの家では、生活の原点に戻れるような、新しい発見あり、忘れていた記憶をよみがえらせることもあり、のいいことづくめでした。


みみちゃんもお手伝い♪