映画を見た10/DEAR WENDY

DEAR WENDY


久々の映画館
DEAR WENDY


ラース・フォン・トリアーの最新作(今回は脚本のみ)
前回のDOGVILLEでも相当な思いをしたので 今回はどうなるかとはらはら


監督作品としてみたかった!というのが正直な感想
映画自体のストーリーは あまり心に残っていない
でも シーンの中に散りばめられた問いかけに前回の思いがよみがえる
下校途中に寄り道をする小学生のような 脱線した電車のような そんな気持ち
結果として DOGVILLEほどではないにしても 喜怒哀楽の“怒哀”が私の中で交錯し
混乱し 唇をかんだ
トリアーが監督をしたら 多分もっともっと混乱し 大声を出していたかもしれないな
だからこそ 彼は監督しなかったのかもな(確かにインタビューではそんなやりとりをしていた)
でもそれがなくてよかったのかな


おススメ度?★★★★☆
これを見て来年の抱負を語ってくれ
話題のハリウッドのうっとりドンパチ映画を見るくらいなら これを見てくれ
平日だからって あんなに空いているのはおかしい! 行列に無駄な時間を費やすくらいならこれを見るべし


じっくり考える力を蓄える それこそが「勉強」なんだと思う
とにかく考えるんだ! 世の中甘い罠だらけだぞ