映画を見た62/霧の中の風景

↑この中に入っているらしい

ギリシャテオ・アンゲロプロス監督の作品
幼い姉と弟が 父親に会うためにたった二人でドイツ行きの列車に乗る
お金もなければ旅券もなく 簡単に列車を下ろされてから本当の旅が始まる


夢に見る父親だけを信じて 弟を守り姉を守りながら 子どもの想像をはるかに超える人間の旅をする
常に白い空の下 わくわくした旅とは無縁の中でたくさんの悲しみを加えながら大人になっていく

どうして子どもは大人になっていくのだろう
って ため息をつきたくなるような思いがおもわず出てしまう
大人になるってなんなんだろう 「まさか体が大きいだけじゃないですよね?」って
子どもの自分が大人の自分を責めてるみたい


時々“?!”ってシーンがいくつか出てきて
妙に私の心を動揺させた 
あれは奇跡なのか?! いったい。。。