映画を見た61/冬冬の夏休み
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
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久々の侯孝賢はすばらしい!よかった!
お母さんが重い病気のため、夏休みを幼い兄弟が田舎の祖父母の家で過ごす そのひと夏の話
両親が共働きだったため 長期休暇はいつもどこかしらの田舎に妹といたわたし
そんな自分の幼い頃と何もかもが重なった というのが第一印象
地元の子どもたちとの出会いから別れまでの楽しい日々や緊張の日々 悲しい日々
妹と兄のそれぞれの思い
大人と子どもの違いと興味
ちょっとした日常が いつもと違う暑さやセミの声や家や人によって いつもと違う日常になる
気づくと長いはずの夏休みはあっという間に過ぎていて まるで夢の中にいたかのように日常に戻っていく
幼い妹の無邪気さがうらやましく思えるくらい 思い出に負けそうになる自分がいる
田舎の素朴なまちで 淡々と毎日を追っているのに 絶妙なアングルやタイミングや間がある
淡々と毎日を追っているようだけど ひと夏に実はいろんなことがあったことに気づいて はっとする
私が似たような経験をしたからではなく 子ども時代の夏を過ごしたことのある人はみんな 何かを思い 何かに気づくのでは