映画を見た53/麦の穂をゆらす風

ケン・ローチパルムドールをとったっていうもんだからね
明日へのチケット」を見に行こうか迷っていたときに飛び込んできたのがこの映画

詳しくは公式サイトがよくできている


国と国の争いから国の中での対立、仲間との対立、肉親との対立
武器に武器を持って抵抗を重ね 最愛の人まで 誰も彼もが失われていく争い


世界中で繰り返される悲劇を 何度となくスクリーンを通して見てきた
どの時代でもどんな戦いでも それを見て感じる思いはいつも同じ やりきれない怒りや苦しみ、悲しみはいつも同じ
その愚かさを スクリーンを通して何度も訴え続ける人がいて それを見る人がこんなにもたくさんいるのに
どうして世界は何も変わらないのか
ただ 拍手喝采して 「いい映画だ」と涙を流して
やっぱりどこかで「どうせ自分一人の努力じゃ何も変わらない」と思ってるんじゃないのか


戦争だけじゃない 環境のことだって マナーのことだって 
みんなみんな 自分さえ良ければいいと思っているんじゃないのか