台湾ツアー/2日目

やさしい台湾の人

台風がきているんですよ 台湾の南に
おかげで朝からどんより曇ってる


今日は朝からツアーでセットになっていた市内観光に参加するため、朝食はホテルのレストランですますことに。
前知識どおり、おかゆのみ
2
あらら、シンプルね。。。と思ったのもつかの間、これが想像をはるかに超える満足度!
4種類のおかずみたいなつまみみたいな小鉢の中身を日本のお粥と同じ白粥にのせて食べるのですが、どれもちょうどいい塩梅!あったかいお粥が朝の空っぽの胃袋にしっとりと染みこんでいき 幸せ〜っとうなってしまった


朝から5箇所くらいホテルを渡り歩き、約15名の参加者を引き連れてツアー開始
これでも全然少ないそうです
最初に訪れたのは龍山寺
9時を過ぎたばかりだというのにたくさんの人がお参りにやってくる
圧倒されるくらい真剣に 老いも若きもお参りしている
のほほんと観光させていただくのが申し訳ないくらいだ

この日はちょうど蒋介石の誕生日
その蒋介石を記念して建てられた中正紀念堂が次の観光スポット
特に祝日ではないのだけれど 誕生日の記念に たくさんの人が記念写真を撮りに来ていた
台湾(だけじゃないけど)では色々な記念日にたいそうな写真集をつくることが多いらしい 
写真集はもちろんロケ撮影なんかもあって この中正紀念堂は人気の撮影スポットだとか
確かに敷地も広く 建物は圧巻 青と白がきれいな一帯なだけに うなずける

ここの一角に 私が試してみたかった「足ツボストリート」(私が名づけました)があった!
日本から芸能人が番組でやってきて、罰ゲームに使ったとか

満足♪


お次はお待ちかねのお茶セミナー
人気のない路地にあるビルの地下にあるお店「茶楽」の一角で 日本語の堪能なお姉さまからとくとくと台湾のお茶のすばらしさについて教えて頂く
パイナップルケーキとごませんべいをお茶菓子に 冷茶から始まり高山烏龍茶、阿里山烏龍茶、凍頂烏龍茶と次々にふるまわれる
私たち日本人に馴染み深い烏龍茶といえばサントリーのあの茶色いウーロン茶
でも台湾のお茶は名前こそ「烏龍茶」ですが、その色は緑とも黄色ともつかない淡い美しい色
おちょこよりも小さい器から うっとりするような落ち着く香りが漂い 飲めばぽぉ〜っとしてしまいます
ああ、アジア人でよかった〜って思う瞬間!

そしてここで私の心を奪ったのは 期待通りの「東方美人」
紅茶の表情、紅茶の香り でも味は立派な東洋のお茶 この甘い香りとさっぱりとした飲感に参りました!
この東方美人は日本ではなかなか手が出ない高級品 必ず買いますよ!
ちなみに、食べて太らないお茶は、どれでもいいみたい!お姉さんいわく、台湾の人は一日5食食べるとか。それなのに体型も肌のつや(彼女は50代ですっぴんでいる自分を誇りにしていました)も維持できるのは全てお茶のおかげだそうです。
日本茶に比べ、何杯でもおいしく飲める“経済的な”台湾茶だそうなので、毎日継続的にたくさんお茶を飲むことをお勧めします!


ツアーの辛いところは 行きたくない場所にも行かなければならないところ
DFS、民芸店。。。名前はどうあれ、とにかくお買い物を強制的にさせられるのが何よりも嫌なのです
すっかり逃げムードになった私たちは、午後の故宮博物館などの見学を残し、退散することに
本当は有名なお店の小籠包を食べてからにしたかったんだけど そのあとだと別途お金をとられるそうなので、自分たちで別のお店へ行くことに


ランチに選んだのは「永康街高記」
とっても愛想のいい店員さんのおかげでのんびりとおいしくいただくことができました!


今回の旅のテーマは「食」
というわけで、続けざまに牛肉麺を食べに行く
近くにある有名な「永康牛肉麺館」。隣の同じ牛肉麺のお店が定休日だったこともあって、行列ができています
ほどなくして相席で席につく 大混雑の活気ある店内
しかし考えが甘かった! 台湾の麺は全体的に量が少ない、という前知識で飛び込んだものの、牛肉麺はちょっと勝手が違ったみたい 普通に一人前でてきてしまった!

コラーゲンたっぷりの厚みあるお肉がたくさんのった牛肉麺
一瞬青ざめましたが無事完食


ここ永康街にはカキ氷で有名な「冰館」があるもんだから、去る前に絶対に食べる!と少し胃袋を空けるためにブラブラ。でもあっという間にお店の前に戻ってくる
カキ氷が有名なんだけど 涼しいしカキ氷の量が半端ないので、マンゴーヨーグルトとかいう別のデザートを注文
それでもすごい量なんだけど、なんとまあ美味しいこと!さっきまでも満腹状態はどこへやら、あっという間に平らげて、おかわりもしたい気分だった
別腹は本当にあるらしい


少し離れた地下鉄の駅を目指し、ぐんぐん歩く
見知らぬ街を歩くのは本当に楽しい 歩くの大好き!
目指すは昔の風景を残す問屋街「迪化街」
思ったほど楽しめず、ちょっと残念だったかな
そこを北上すれば、楽しみにしていたお茶屋さん「林華泰茶行 」。問屋街のそばにあるだけあって、お茶の問屋さんみたい!台湾に数あるおしゃれなお茶屋さんとは全然違う雰囲気だけど、入った瞬間、胸が躍るってこのことねっ!って気分に。
とっても親切なお店のお兄さんが、とても丁寧にお茶の説明をしてくれる
同じお茶でも値段の違うものが数ある中、商売抜きで相談にのってくれるのがとっても嬉しかった
茶器と、2種類のお茶(もちろん東方美人も格安で買いました)をありがたく購入しました
こんなお店が家の近くにあったらどんなに嬉しいか。。。

ホテルまで中途半端な距離だったので、荷物を置きにタクシーで帰ろうとしたのだけど、運転手さんがホテルの位置がいまいちわからないみたい。説明に戸惑っていたら、さっきの親切なお兄さんがわざわざお店から出てきてくれて、通訳をしてくれた!どこまで親切なのよ〜(涙)
台湾へ行ったら、私たちの分までどっさりとこの「林華泰茶行 」でお茶を買ってください!


日が暮れようとする中(太陽は出てないけど)、明日に向けて体力を温存するか、もうひとつ頑張っちゃうかをホテルで打ち合わせ
結局MRTで40分ほど離れた北の街、淡水まで足を伸ばすことに
若者のプレイスポットでもあり デートスポットでもあり 住宅地でもあるこの街には暗くなってからもあふれるくらいの人がいた
河沿いのきれいに整備された道には屋台がずらっと並んでる
同じ淡水なんだけど ちょっと離れたところまで船が出ているっていうので乗ってみることに
短い船旅のお供に肉圓を買う

これも行く前から楽しみにしていた一品だったんだけど。。。食べられない!
「豚肉、竹の子、シイタケなどの具材を餡にして、サツマイモの澱粉で作られた外皮で包み、油で揚げたもの」という説明なんですが、どう見ても違った!ゼラチンのかたまりのような外側に、中は内臓?!くさくて一口も食べられなかった
好奇心旺盛なおっとさんですら手がつけられなかったのに、後で他の方々の口コミを見ても同じ経験をしている人がいない!いったいあれはなんだったのか。。。


淡水の観光を終え、再びお腹を空かせた子羊たちが夜市へと繰り出す
今宵目指したのは「寧夏路夜市」
と、そこへ着く手前にもいくつか有名なお店があるんです
まずは駅前の屋台でちまきを食べる こっちのちまきは甘いソースがかかってる
お次は「石家割包」の台湾風ハンバーガー。これ、この旅で1,2を争う美味さでした!
外のパンがふっかふっかで真っ白。中の甘いお肉に香草とピーナッツの粉がかかって。。。ああ絶品!今でもよだれが出るくらい忘れられないのです。
そんな割包を片手に、夜市へと入る。
ついにおっとさんがこの日、臭豆腐を食べました!
ちょっとやさしい揚臭豆腐 それでも匂いが鼻から口から襲ってくる
あいにく初日はOKだったこの香りが2日目で早くもつらくなってしまった私はほんの一かじりでごめんなさい
でもさすがおっとさん 嬉しそうにすべてたいらげていました。


小雨の降る中、夜のデザートは「豆花荘」で
最近は日本でも見かける豆花というデザート
台湾では本当に豆腐以外の何物でもない味
寄せ豆腐のようにぷるっとしたお豆腐に、あったかいor冷たいソースやトッピングをかけていただきます
私はお餅とお芋をのっけた冷たい豆花を、おっとさんはお汁粉風の豆花を
どちらも台湾らしい、さっぱりとお味でした


夜も深まり、24時間営業のスーパーでお水やその他もろもろを買い、ほくほくで一日が終わります
おっとさんは最後の最後まで現地のカップラーメンを食べて喜んでおりました
あっぱれ!