映画を見た26/マンダレイ

マンダレイ
ドッグヴィル」に続く第2作目
ドッグヴィルで放心状態→錯乱状態→涙となった私に
人間なんていらない!と叫ばせた私に
これ以上どんな気持ちをくれるというのか


だいたいのストーリーは既に新聞・チラシでご存知のこと
私も「今回のテーマは人種問題」という頭で乗り込んだ
が!
ちが−−−−−−−−う!!!!
いや、正確には違わない 
でもそれだけでは絶対に!絶対に!!終わらせて欲しくない
もっと根幹の部分に迫るストーリーだった!


この3部作はトリアー監督が一度も訪れたことのないアメリカについて作った
でも人種問題はアメリカだけの問題じゃないし 人種が同じだって差別はある
人は常に誰かを敵に回したり 誰かを見下したりしないと安心できない生き物なのか
個を尊重して共存することはそこまで難しいのか
多数決ってなんなの?
私は差別をしていないの? 


結構途方にくれる ふかーいテーマなので
これを見て 死ぬまで考えてください
って あたしだけだろうな ほんとに考えちゃうのは
この度も やや腰が抜けて しばらく立ち上がれませんでした(苦)